鍵を開けるためだけに、朝決まった時間に起きて出かけることが僕の精神に対して、どれほどの負担になっているかを知ってもらうにはどうしたらいいのだろう。

もう既に僕にとって店は負担でしかなく、店に対してなにかを考えることすらいやだ。
この店がなければもっといい仕事ができるのに。この店がなければ。
そんな思いが日増しに強くなっているために僕は店のウェブ制作の残りに手をつけることもなく、かといって新しい企画を考えることもなく、店にいる間別の仕事をする。店に居ながら店から目をそらす。
僕が店のことを考えなければ、きっとそのうちこの呪縛から開放されるのではないかという望みが僕の心の奥底にあるから、こんなことになるのだろう。
こんな風に負担になるだけのものだとはじめからわかっていたら、きっと断っていただろう。
でも今更そんなことを言っても無駄だし、もうすでにはじめに言っていたことと合っていることなどひとつもない。

いつまでこの負担は続くのだろう。僕は考えて何かを生み出す仕事をするためにいるのではないのか?もしかしてそこから僕が勘違いしているのか?
「こういう状況なんだからみんなで力を合わせて頑張るしかないじゃん」それは至極正論。
けれどそれならば僕に考えることを要求しないで欲しい。ただただ店にいて店を回すことだけをしてもらいたいならば何かを生み出す事を要求しないで欲しい。

僕の精神的なリミットは近い。あと二週間もこのままなら、僕は店から去りたい。
無責任とは言わせない。そもそも最初の話とは全く違うことをやらせているのだから、むしろ逆だ。
僕は自分の時間を無駄に使う趣味はないし、無駄に使った時間でお金をもらいたいとも思わない。

こんな風に思うくらいに僕の心がギリギリだと言うことをどうか理解してもらいたいものだ。
このままだと確実に店に対する愛着などキレイになくなり、代わりに「こんな店なければ」という思いで頭がいっぱいになってしまうのだろう。

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